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番外編)地方への移住・Uターンについて、ちょっと思うこと。見えない環境こそ大事。そこは大丈夫?

今日は、Uターンってぶっちゃけどうなの?みたいな話
特に私のような子供もいなくて、介護とかそういう制約もかなり少なくて、働き口もある女子、というような場合について。

結婚・転居・転職という人生の中でもけっこうなイベントを経験してから5か月。
もうすぐで半年になろうとしている。
状況は、まだまだ葛藤中。あなたもぜひ!なんて気分ではない。

最近、移住・U・iターンとか地方回帰が取り上げられている
私もその流行りに乗った形なんだろうけど
思っていたウハウハライフとは違う

地方に帰るなり、移住するにはまずは仕事!
これは正しいと思う。
が、しかし、これだけじゃない。

居心地がよい環境かどうか?

都会と田舎は、便利さが違うとかそんなレベルではなく言語化が難しい人の環境面での違いがある。
そこはお忘れなく。
今日はそこを伝えたい

私のこのもやもやをうまく説明してくれている本があるので紹介します。
平田オリザ「下り坂をそろそろと下りる」

「田舎は偶然の出会いが少ない」
平田オリザが何度かこの本の中で繰り返している言葉です。

出会いそのものが少ない、のは、人間が少ないから当たり前でしょ?って思うだろうか。
実は、それだけじゃないんだと思う。
この事実を乗り越えられるかどうか
そこが居心地のよいかどうかの境目な気がする。

偶然の出会いが少ないってのは、つまり
地域、職場、子供の学校・クラブ活動を通じたつながりはあっても、
その人自身の共通の趣味・関心事の集まりが少なかったり、ただ楽しむ場みたいなものがなかったり、
あとは、
所属するグループや知人を介して、どんどん人脈が広がっていく、みたいな雰囲気が薄かったり
そういうことなんだと思う。

都会は、いろんな人がいる分
貪欲に開拓してつながっていく人種・場が存在する。
高収入もあって、家のことやら食事などはアウトソースしてしまえば時間は獲得できる。

私が何度か足を運んだことがある
いろんな仕事・テーマを設定して、夜にわいわい集う
しごとバー」なんてものもある(興味のある方はみてみて)

そういうものの機会が地方に帰ると少ないのはきっと事実だ。
(逆に車で遠出さえすれば家族と楽しむ祭りとかはかなりある印象。)

移住者が増えている地域では、いろんな集いを仕掛けて
それが好循環になっているのだと思う。
ただし、そんな集まりに、生粋の地元民の参加は少ない。

私は、もともとそんな空気感いらない、東京でもそんなのにいってなかったわ~って人もいるだろうし、
子育てを考えての移住・Uターンの人は、この点は気にしなくてもいいのかもしれない。

私がおすすめするのは、
自分がどんなタイプかをわかること、
タイプに合わせて、転居先の空気感を事前にチェックしたうえで決断するのがおすすめです。

私は東京の物理的な環境や人がごみごみしている感じは大嫌いないのだけど、
いろんな機会へのアクセスの良さは大好きだったんだなと、わかってきています。

自然の近いこのいい場所で、両取りねらって、がんばるしかないです。
機会がないなら、私が作るくらいに思わないと、なんでしょう。

ただ、ちょっと心が風邪気味なので、9月は休憩しつついきます。

平田オリザのこの本、もうちょっと紹介したいなと思っております。
いつか
















by russell3105 | 2017-09-09 17:30 | 思うこと